ヴェーディック心理学
ヴェーディック心理学とは、インドのジヴァ・インスティテュートのアーユルヴェーダ医師パルタップ・チョハンとサトヤナラヤン・ダーサ博士、およびアメリカの心理セラピスト ジェシカ・リッチモンドが開発したシステムです。ヴェーダの理論と現代の心理セラピーの技術を融合させ、心や心の病気を解き明かしていくシステムです。既に多くの方が体験し目覚ましい成果を上げています。
2017.7.31ジヴァ・インスティテュートのDr.パルタップ・チョハンとDr.サトヤナラヤン・ダーサが来日し、ヴェーディック心理学についてのイントロダクションがありました。イントロダクションを知るだけでも心の不調やトラウマがなぜ起きるのかについて理解することができ、心の健康に大いに役立つ内容でしたのでご紹介します。
ヴェーディック心理学のセッションを受けたい方、詳しく知りたい方は下記サイトをご覧ください。 http://vedicpsychology.jiva.com/ (英語のみ)
ヴェーダにおける人間の構造
心MANASマナスとは
心は感情が湧いてくる場所
心は不安定な性質がある
時間、状況によって揺れ動く 自分の内から湧いてくるもの、または外界から入ってくる情報を常に【好き】か【嫌い】にラベル付けする。経験の程度によってラべリングの度合いを変えている。 経験は1つですが受け止め方によって大事にしたり、大したことでないことにするか勝手に修正してしまう。
心は振り子のように揺れ動く
同じ事象に対して、今日は好き、明日になったら嫌いなど
心は執着する
理性的な心が執着を後押しする 理由づけして正当化しようとする
理性、知性BUDDHIブッディ
感情、思考の状態はブッディを通して観察している。心は同時には1つの事しかできないため、慣れてきて習慣化した行動に関しては機械的になって意識しなくなってしまう。
例えば自動車免許をとりたての頃は誰でも運転に集中しているが、慣れてくると機械的にできてしまい携帯で話しながら運転してしまう。 このようにいつの間にか多くの習慣通りにロボットのように生きてしまう。 食べる、寝る、人を好きなる、怒る、落ち込むなども全部機械的になっている可能性がある
ヨーガの目的は、気が付くこと、ロボットのようにではなく、人間らしく生きる。
例えば、食事をとるのは体にエネルギーが必要だからだが、きちんと消化・吸収されてはじめてエネルギーに変えることが出来る。消化不良が起きれば体内に毒素が蓄積し病気になってしまう。体レベルではこの体内毒素は少なくとも年に1回パンチャカルマ(浄化療法)を行うことで排出する。
このように**心も経験を通して入ってきた情報を、十分消化せずに取り入れてしまうとトラウマや心の病気を引き起こし一生自分の内部に留まってしまう。 **特に赤ちゃんの時は消化力が未熟だから食べ物も柔らかいもの、消化しやすいものでないと消化不良を起こすように、赤ちゃんの心はまだ知性が未熟なため、感情的につらいことがあれば潜在意識に未消化なまま蓄積されてしまう。
例えばお父さんが仕事から疲れて帰ってきたとき、子どもはパパが大好きでパパと遊びたい一心で構ってもらおうとするけど、パパが無視したとすると辛い印象が心にトラウマとして残ってしまう。 するとその子は大人になってから自分の父親と同じような仕事中心で家族をかえりみない男性に惹かれてまた傷ついてしまうことがよくある。
潜在意識 CHITTAチッタ
心臓付近、ハートに存在する。前世や胎児だった時を含めてすべての経験が蓄積されている。何かを思い出すというのは、チッタにあるデータを心に取り出している。
感覚器官に入った情報は心にあらわれ、チッタにファイリングされる。ファイル情報は画像、音、味、香、感情の全てを含む。
例えば コップを見る(視覚情報)→ブッディを通してチッタにアクセスし、ファイルと照らし合わせてコップであると認識する。**子どもは無意識のうちに親のプログラミングに影響されている。これにより知らない間に多くのバイアス、偏った考えをもってしまう。 特に子供時代の母親のかかわりが最も影響する。それは子宮内で胎児の時から授乳期にかけて、母親の食べたもの、感情の影響を既に受けている。 7-8歳までに約90%行動パターンは決まってしまう。
チッタには時間の概念はない
チッタのファイル情報にはネガティブな感情、苦しみも蓄積しているが、チッタには時間の概念はないので、時間とともに苦しみがなくなることはない。だからこそ、状況とともに過去の苦しいトラウマが活性化することがある。
感情はチッタから湧いてくる
何かを思い出すプロセス同様、過去に経験した体験に付随した感情があるので、人間の感情、思い、思考はチッタからわいてくる。
つまり最初の体験でラべリングした印象を元に感情が湧いてくる。
例えば 職場で苦手な上司がいていつもタバコ臭かった ↓ タバコのにおいがする男性を見ると嫌悪感をいだく
他の国で極悪な殺人犯が出た ↓ その国の人全員に対してネガティブな印象を持ってしまう
このように、実は過去に経験したときの気持ちを元に自分の感情が湧いてきていることに気が付かないと、相手を偏見で見てしまい、人間関係に問題を引き起こすことがある。
身体の浄化(パンチャカルマ)を年に1回は行うように、心、感情の浄化が必要。
ただし、粗大なレベルの肉体に対し、微細な心のレベル、特にチッタの毒素は前世や胎児期から蓄積されてきているので根深く浄化するのに時間がかかる。このため心の浄化は毎日行う必要がある。 スピリチュアルプラクティス 例えば、マントラを唱える、瞑想をする、キルタン、教典を学ぶ、スピリチュアルな講話を聴く。ブラミー、シャンカプシュピー、アーモンド、ギーといった脳神経をリラックスさせるハーブや食材をとる。
トラウマは自身で解消できるか
NO.目の下に何かついていても自分では見えないように、自分自身でトラウマに気が付くことは難しくさらに適切に治療することはもっと難しい。それは肉体の浄化療法も経験ある医師のもとで行わないといけないのと同様である。トラウマに関しては、スピリチュアルなドクターとのセッションによって解消する必要がある。トラウマ自体は種のようなものなので、種がなくなることはない。しかしトラウマの根本原因となっている種を見つけ受け止め方を変えることによって、種を焼いたら二度と芽が出ないようにトラウマを不活性化することが出来る。
トラウマを解消するセッションを希望する人は下記サイトから申し込むことが可能。
ヴェーディック心理学(英語のみ) http://vedicpsychology.jiva.com/
ヴェーダの叡智をオンラインで学ぶ
このヴェーディック心理学の開発者でもあるサトヤナラヤン・ダーサ先生のヴェーダの叡智シリーズはオンラインでも学修することが可能です。
こちらからチェックしてみてください。
↓ ↓ ↓ ジヴァ・ジャパンオンラインカレッジ
http://jivaayurveda-college.jp/