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アレルギーは体質よりも好きなものを見直すことから

お客様、生徒さんの中にはアトピーのような皮膚のアレルギー、鼻炎、喘息といった呼吸器系のアレルギーをお持ちの方がおおくいらっしゃいます。

そういった方の食事の中で気になるのが質の悪い油の取り過ぎ

質の悪い油とは、マーガリン、ショートニングに代表されるトランス脂肪酸です。

ちなみにトランス脂肪酸を多く含む食べ物としては、

食パン、菓子パン、フライドポテト、ドーナッツ、ケーキ、シュークリーム、アイスクリーム、コーヒーフレッシュ(コーヒーに入れるミルク)、インスタント麺、スナック菓子などがあります。

いかがでしょうか。

トランス脂肪酸を食べるのはプラスチックを食べるのと同じこと

日本人の肌質に合わせたオイルを開発・販売されているマーヤフィールド社創業者の安田先生は、マーガリンはバターを鏡で映している状態といいます。

その構造はバターにそっくりだけれども、鏡の中にあるものは触れることはできません。

トランス脂肪酸は鏡に映ったバターと同じで本来自然界に存在していないので、人間の体では、消化もできなければ老化物として排泄もきないというのです。

トランス脂肪酸は、油に水素添加して人工的に作られた脂肪酸で、この技術のことを専門家は”オイルをプラスチック化する”と言います。

プラスチック同様、自然界には存在せず自然界では分解できない物質なのです。

そのエピソードとして、3年前のファーストフードがカビひとつはえていないという写真が一時期メディアで取り上げられて衝撃を受けた方も多いと思います。

悪い油の怖さは脳にダメージを与えてしまうこと

トランス脂肪酸をとり続ける怖さは、この悪い油の影響を最も受けるのが脳だということです。

脳の約60%が脂質でできています。この脳を構成する脂質についてはオメガ3脂肪酸が欠かせませんが、それが不足している場合にはトランス脂肪酸が代用されます。

オメガ3脂肪酸は人体に欠かせない必須脂肪酸で亜麻仁油、えごま油、魚の油に含まれていますが、現代人は不足しがちです。

オメガ3は足りないものの、トランス脂肪酸はとっている状態ですので代用しようとするわけですが、必須脂肪酸の代わりにはならないので、脳細胞が不安定になり、脳の伝達機能がおとろえます。

トランス脂肪酸を多くとる高齢者は認知症になる確率が高くなることや、トランス脂肪酸が脳の活動に必要な酵素を破壊し、注意欠陥障害や注意欠陥多動性障害を引き起こす要因になるという論文もあります。

間食をやめられなかったお客様や生徒さんも、このような話をすると驚かれピタッと間食をやめられる方が多くいらっしゃいます。

情報過多の時代、飽食の時代だからこそ、体の声をよく聞いて口にするものを選ばないとですね。