日本の夏はつらいです。

なんとか涼しく過ごしたい。

食事の面で妙案はないものだろうか。

あります!

アーユルヴェーダの智恵を活用しましょう。

夏は火の性質が強まる季節です。ただでさえ火の性質が強まる季節に、火の性質が強い食べものを摂ったらどうなるでしょう。 さらに火が強まることになります。

とうがらしなどの辛いスパイスをたくさん食べると汗が吹き出ることはだれもが経験していることでしょうし、また酸味の強いものも体を熱くします。 夏にはこうした食べものをなるべく控えるようにします。

具体的には、とうがらし、トマト、かんきつ類、生のねぎ、にんにく、コーヒー、アルコール、たばこなどが控えるべきものです。

体を涼しくする味は甘味、苦味、渋味です。

アーユルヴェーダでは、食べものの味は6つあると教えています。 甘味、塩味、辛味、酸味、苦味、渋味です。

この考え方はアーユルヴェーダの最も重要なポイントのひとつなのですが、今回は、甘味は体を涼しくする、ということだけお知らせします。

つまり、夏には甘味の食べものをとればいいのです。 ただし、ここで言う甘味とは砂糖のことではありません。 もちろん砂糖は甘味の代表ですが、米、小麦などの穀物、はちみつ、ミルク、メロンやスイカなどのくだもの、きょうり、じゃがいもなども甘味の食べものです。

お米などの穀物は体を涼しくします。北インドの人は、南インドに人に比べて小麦を多く食べますが、夏にはお米を比較的多く食べるそうです。 体を涼しくするからです。

メロンやスイカなどの夏のくだものも、体を涼しくするという点でまさに季節にぴったりの食べものです。 夏の朝はくだものをたっぷり食べましょう。どのくだものを食べたらいいかは体質によって若干違うので、自分の体質にあったくだものを摂ってください。

ヴァータを鎮めるくだもの:アプリコット、バナナ、いちごやブルベリーなどのベリー類、ぶどう、マンゴー、メロン、オレンジ、すいみつ、パイナップルなど甘味の強いもの。

ピッタを鎮めるくだもの:甘いりんご、梨、アプリコット、バナナ、いちごやブルベリーなどのベリー類、ぶどう、マンゴー、メロン、オレンジ、すいみつ、パイナップルなど甘味の強いもの。

カファを鎮めるくだもの:ざくろ、青い色のメロン、りんご、アプリコット、梨、プルーン、いちご、クランベリー、いちじく、すいみつなど。

涼しくする食べものを食べてさわやかに夏を過ごしましょう。