お腹には心が存在する
日本語には、”府に落ちる””腹をくくる””太っ腹”などと”腹”に”心”が存在するかのような表現が使われます。
事実 お臍はお母さんのお腹の中にいた時、胎盤を通じてエネルギーをもらっていた場所でエネルギーの中心でした。
お腹とよばれている、みぞおちから下の部分の臓器のほとんどが腸ですが、この腸には神経や血管が沢山存在しています。
アーユルヴェーダでいうと、神経系はヴァータが担当していますが、ヴァータの主座は腸です。
だからこそ、精神的に落ち込んだり、不安になると、便秘になったり、下痢になったりと排泄に影響がでます。
また、体のリンパ組織のおよそ70%が腸に存在するといわれていて、体の免疫力の中心になっています。
ということで、お腹を温めるのがとっても大事です。
中には手足が火照り汗かきなので自分は冷えていない!と思っている人が、実は内臓が冷えているために熱循環が乱れて本来冷えているはずの手足が火照っているケースがよくあります。
内臓を温めるには
作り立ての温かい食事をとる
年中アイスコーヒーを飲んでいる人を良く見かけますがこれは内臓を冷やすのでNG!アイスや氷入りの飲み物も消化力を落とし、だるさの原因になります。
また添加物の多い食事や作ってから時間がたった食事も消化不良を引き起こし内臓をひやすのでできる限り作り立てのものをとるようにしましょう。
入浴または足浴
毎朝10分の足浴を心がけたことで慢性の便秘が改善した!という生徒さんがいるくらい足浴はおすすめです。眠りが浅い方は夜に行うのも良いでしょう。
また夕食前に入浴することで全身の血流がよくなり消化促進となります。仕事の疲れも入浴の水圧が適度なマッサージとなり心身ともにリラックスした状態で夕食を食べるという意味でもおすすめです。
逆に夕食後に入浴してしまうと消化の妨げになるのでおすすめできません。また質の良い入眠には体温が自然と下がっていくのが必要なので寝る前の入浴もかえって目が覚める原因になります。
腹巻
できればおっぱいから下を全部あたためることで大切な臓器を全部あたためることができます。きつすぎるものだと流れをわるくするので、締め付け感のないもの、綿や絹など肌に優しい素材を選びましょう。
ヒマシ油パック
ヒマシ油を右わき腹にぬって温熱ベルトで温めることで、肝臓~腸のデトックスを促します。
お腹のオイルマッサージ
便秘気味、ストレスでお腹が張っているという人にはオリーブオイルでのお腹のマッサージがおすすめです。お風呂上りに化粧水を塗布するようにおへその周りを”の”の字を書くようにオイルをぬります。しっかりとオイルが浸透するまで行いましょう。