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バクティヨーガ(愛のヨーガ)が必要な理由

心は常にラーガ(執着)とドゥエーシャ(嫌悪感)に支配され、人は自分の本質はソウル(エネルギー)であるということを忘れてしまいます。 それが心の苦しみやトラウマ、幸せを感じられない根本原因です。 心がラーガ(執着)とドゥエーシャ(嫌悪感)から解放され、スピリチュアルな成長を遂げるためにはバクティヨガを実践することが必要です。 バクティヨガとは、

神が存在し、神が宇宙を作ったということ、人間は神の創造物の一部であるという事を理解することです

意識の中心を自分から神におきます。宇宙の中心は神であり、神は1つであるからこそお互いの間の衝突がうまれないのです。 宇宙は自分が生れる前からあり自分が死んだ後も続いていきます。自分が生れたとともに宇宙がはじまり、死ぬとともに終わるという事はありません。ということは自分が宇宙の中心であるという考えは成り立ちません。神が宇宙を創造し宇宙の中心であり、人間はその一部です。 例えば髪は頭についているからこそ意味があり、抜けてしまったら意味はなく、頭にくっついているからこそ成長できます。 指も同じで、指はとても役に立ちますが手から離れてしまったら意味がありません。 人間が神の一部であるということもこれと同じです。神は人間を神とともにあるように作られました。人間が神とともにある時、人間は真の幸福を得ることができるのです。

心を欲望を執着から解放する理由

神を受け入れるとなぜ心はラーガ(執着)とドゥエーシャ(嫌悪感)から解放されるのでしょうか。

例えば友達の家に行ったとき玄関に猛犬がいたとします。そして猛犬が吠えて襲ってきたとします。 すると友達が犬の吠えるのに気が付いて家の中から出て、犬を手なづけて静かにさせてくれます。 これと同じように

ラーガとドゥエーシャは神の創造物なので、神はラーガとドゥエーシャを静かにさせることができます。だから神とともに生きることでラーガとドゥエーシャから離れることができるのです。

宇宙創造におけるニュートンの逸話

ニュートンは友達の教授との間で神の存在についての議論を何度も交わしていました。 そしていつも友人の教授は神の存在を否定し、宇宙は偶然にできたんだという考えを変えようとしませんでした。 そこである時ニュートンは宇宙の模型を作って自分の部屋に置いておいておきました。 そこに友達の教授がやってきました。

友人の教授 “おー、この宇宙の模型はすごくよくできてるねぇ、興味深い!誰が作ったんだい”

ニュートン “いや誰も作ってないよ”

教授“そんなわけないだろ、冗談抜きで誰が作ったんだい”

ニュートン“君が冗談を言うから、僕も冗談をいったんだよ。君はこの部屋にあるこんな小さな模型の宇宙は誰かが作ったと考えるのに、宇宙は偶然にできたというのかい。”

神の存在を受け入れるということ

バクティヨガの第一歩は、神の存在を受け入れることです。

誰もが神に属し、神の創造物であるということを知る必要があります。

そうすれば、すべての人の中に神をみるようになれば嫌いな人はいなくなります。あなたの中にも神は存在しすべての人には神が存在しているということを理解できるようになります。

すべての行為を神に捧げるように行います。家族に食事を作る時は家族の中に存在する神への捧げものとして料理をします。そうすることで、幸福を感じるようになり、その幸福はどんどん強くなっていきます。常に神は自分とともにあるので、オフィスにいても家にいても幸福を感じることができるようになります。

あなたが会社に勤めていてパソコンを支給されているとすると、そのパソコンは自分の所有物ではなく会社のものだと知っていて、適切に扱うことができます。また銀行員であれば毎日大量のお札を手にするけどそれは自分のものではないという事を理解しています。

それと同様、自分の肉体であっても自分のものではなく、神の一部であるということが理解できれば食事やライフスタイルも変わっていきます。

このことをより深く理解すればするほど、思い出す頻度が高ければ高いほど自己の内部に変容が起きてきます。

ただし人間は忘れやすいので、日々キルタンを歌い、神のことを学ぶ時間を多くする必要があります。電車の中で多くの人はただただスマホを見ていますがそれは時間の無駄です。 私たちの頭に記憶されているほとんどのことは無駄なことばかりで無駄な考えにエネルギーを浪費してしまっています。キルタンを聞くことによって無駄な価値のないことに頭を使うことがなくなり、心が浄化されます。そして徐々にラーガとドゥエーシャから解放されてスピリチュアリティが高まっていくのです。

ドクター・サトヤナラヤナ・ダーサ プロフィール

babaji2 ジヴァ・インスティテュート・ダイレクター。

インド工科大学(IIT)で最新テクノロジーを学んだ後ヴェーダの知識の学びを修めた稀有なヴェーダ学者。

インド哲学の聖地ヴリンダ―ヴァンに拠点を置き、アメリカやヨーロッパ各国でインド哲学を教えている。

ドクター・サトヤナラヤナ・ダーサの教えは多くの人々の生き方を変え、生きる真の目的を見出させたと言われる。

ヴリンダ―ヴァンでは定期的にヴェーダ学習コースを開講している。10冊を超えるヴェーダ研究書を執筆。 サンスクリット博士号 インド哲学の6体系を修める 米ニュージャージー州立大学客員教授 仏テレ・ドゥ・シエル大学客員教授 タットヴァ・サンダルバ研究の功績が認められインド大統領から勲章を授与される

ババジの講座はオンラインで受講することが可能です。詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓http://jivaayurveda-college.jp/veda/