先日お客様から、
”性欲がないのは異常なのかな?”と質問がありました。 最近の若者は恋愛にも関心が薄いと聞きますが、 バブルを経験した世代の方では、”夜の強さが仕事の出来にも関係する!”と信じている方も少なくありません。 ワイドショーでは恋愛系のスキャンダルはお決まりです、、、 アーユルヴェーダでは、性欲(射精)は我慢してはいけない自然の欲求だけれども、禁欲が大事としています。 どういうことかというと、 通常体外に排出されるものは老廃物ですが、 精液だけは次の子孫を残すための生命エネルギーです。 つまり、精液以外の老廃物は一定期間を経ると体からは排出されなければならないいらないものですが、 精液に関しては自分のエネルギーを失っているということになります。 ということは、過度な性欲や過度な射精は自身の生命エネルギーを浪費することになるのですすめられないということです。 また、性交渉後にはホットミルクを飲んで安静に過ごすことで、体を適切にケアしましょうと言っています。 では、性欲を感じて射精の欲求があるにもかかわらず我慢した方がいいのか?というとそれもいけないとしています。なぜなら、射精の欲求が起きた時点で、精液は動き始めているので、それを自然の欲求に反して止めようとすることは体につまりを起こす可能性があります。このため、射精の欲求が起きた際は排出しないといけないとしています。 ヨーガや肉体を鍛えることにより、生殖に関係する第2チャクラが滋養されるため、修行をするほど欲求を感じるというジレンマもあるようですが、この場合には心を欲求から遠ざけて静かにしておくことで、そのエネルギーを外ではなく内なるエネルギーの活性に昇華するようです。 そもそもアーユルヴェーダでは正しい性欲とは、生涯を共にすると決めた愛する人に対して感じるものであるとしています。 中にはパートナーを愛してはいるけれども、肉体的、精神的に披露し過ぎて性欲を感じないという人もいますし、正しい対象に対してではない性欲を感じるという人もいますがどちらもアーユルヴェーダ的には問題です。正しい知識と正しいケアを知る必要があります。