プラクリティ

プラクリティとヴィクリティプラクリティとは、その人の生まれながらの体質のことです。すべての人は3つの身体エネルギー(ドーシャ)をもていますが、どのドーシャが優勢かは、その人それぞれです。ヴァータが優勢な人もいれば、ピッタが優勢な人もいますし、ヴァータとカファの2つのドーシャが優勢な人もいます。このように生まれた時に決まったプラクリティは生涯変わることはありません。このプラクリティの違いが、食べ物の嗜好や、太っている人、やせている人、風邪を引きやすい人、疲れやすい人、病気の傾向などの違いを生んでいます。

プラクリティを決定付けるものは何でしょう?
両親のプラクリティはもちろんですが、受精したときの卵子と精子のドーシャによっても、その時の心の状態によっても違ってきます。アーユルヴェーダには、よりよい子供を生むための専門分野もあり、妊娠するときに両親はどういう健康状態であるべきか、寝室はどういうインテリアであるべきか、妊婦はどういう食べ物をとるべきかなどが説明されています。これら、両親の健康状態や、心、魂はすべて胎児に影響します。アーユルヴェーダでは、子供の健康や幸せが社会全体の幸せにつながると考え、小児科学を発達させてきました。

ヴィクリティ

プラクリティが生まれながらの体質であるのに対し、ヴィクリティとは、プラクリティのバランスの崩れを示します。プラクリティは一生変わりませんが、食生活やライフスタイル、ストレス、仕事などによって、ドーシャは毎日増えたり減ったりしています。そして、本来のドーシャのバランスとは異なるドーシャの増減が続くことで病気を引き起こします。アーユルヴェーダの治療では、ヴィクリティの状態をみて、プラクティにもどすことが対処法のひとつとなっています。たとえば、プラクリティがカファの人がバランスが崩れて、ヴァータが増加していたとすると、ヴァータを減らすことが治療となります。

現代人は、ストレスや、食生活の乱れからヴィクリティの状態にある人が非常におおいです。
このため、現在あらわれているヴィクリティを本来の性質と思い込み、プラクリティが見失われている場合があります。体質チェックをする際には、自分を良く知る家族などにもやってもらい正しいプラクリティとヴィクリティを把握して、本当に自分にあった対処法を行うようにしてください。