フェンネル

ヨーロッパをはじめ、インドや中東でも使われているスパイス・フェンネル。ヨーロッパでは魚料理によく使われます。フェンネルシードのみならず、パウダーやフレッシュリーフも料理に使われます。

★フェンネル★

科名:セリ科

使用部位:種子、葉

原産地:地中海沿岸

和名:ウイキョウ(茴香)

香り:クミンに似たカレーのような香りとアニスに似た甘い香りがある。葉は種子に比べると甘い香りが強く、爽やかで自然な香りを持つ。

★フェンネルの作用★

インドではおなかのガスをとるスパイスとして使用される。からだを熱くせずに消化力をアップさせるので、これからの時期におすすめ。腹痛を軽減、腸内のガスを拡散させます。神経を鎮める作用もあり、その香りが精神に作用し、頭痛を鋭敏にさせます。女性には、月経促進や授乳期の母乳分泌促進の効果もあります。

★フェンネルを使ったレシピ★

◆フェンネルミントティー:

体の余分な熱をとってくれる夏におすすめのドリンク

<用意するもの>

フェンネルシード 小さじ1

ミント     ひとつかみ

お湯     カップ2杯

<作り方>

フェンネルを綿棒などで軽くつぶし、ミントと一緒にカップに入れてお湯をさし、冷めてから飲みます。

◎フェンネルとミントはともに体の余分な熱をとってくれる効果があります。

◎キンキンに冷えた氷水やアイスクリームは体を冷やし、消化力を下げてしまうので避け、このようなドリンクを飲んで過ごしましょう。

◆イワシのエスカベッシュ(洋風南蛮漬け)

材料<2人分>

・カタクチイワシ 30匹

★赤玉ねぎ   1/2ケ

★赤パプリカ  1/2ケ 

★黄パプリカ  1/2ケ

・オリーブ油  大さじ4(60cc)

・にんんく(みじん) 1かけ

・鷹の爪    1本

・フェンネルシード 小さじ2

・コリアンダーシード 小さじ1

・ローリエ   1枚

・日本酒    120㏄

・酢    大さじ4(60cc)

・塩    小さじ1程度

・こしょう    少々

作り方

(1) カタクチイワシは頭と内臓を手で取る。

(2) ★の野菜は5mm程度にスライスする。

(3) オリーブ油が冷たい状態でにんにくと鷹の爪を入れて弱火に資、オイルに香りを移す。

(4) フェンネルシード、コリアンダーシート、ローリエを加え、スパイスの香りを移す。

(5) 酒を入れ、アルコールが飛んだら、酢を加える。★の野菜を加えてなじませる。耐熱容器に移し、粗熱をとる。

(6) (1)のカタクチイワシに小麦粉をはたき、強火にした揚げ油でカラッと揚げる。

(7) (6)をタッパーに入れ、(6)を上から入れて浸す。

(8) 30分程度冷蔵庫で寝かしてからいただきます。一晩寝かせるとよりおいしいです。

<ポイント>

◎アーユルヴェーダでは、魚は消化しづらいものなど考えられています。

魚の中でも消化しやすいのは、体の小さいものや白身の魚です。

今回は、体の小さいカタクチイワシを使いましたが、(1)の処理が面倒な方は、スズキなどの白身魚の切り身でもおいしく作ることができます。

◎フェンネルは別名魚のスパイスともいわれ、魚のくさみを取ってくれる効果があります。魚料理にはぜひフェンネルを使ってみてください。

記事:&スパイス 田口美緒

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& Spice.-アンドスパイス-

のランチプレートの食べられるお店


& Spice.はアーユルヴェーダの考えに基づき、南インド料理をベースにしたスパイスランチプレートを提供しています。

◆学園坂タウンキッチン @西武多摩湖線一橋学園駅から徒歩5分

毎週木曜日11:30~18:00頃 営業中