ヴィナーヤ・アーユルヴェーダのハギシマです。
花冷えがつづいていますが、それでも日差しに温かさが感じられるようになりました。冬凍っていた水が春に溶け出すように、体の中の毒素も春の温かさとともに弛んで動くためにだるさを感じやすい時期です。
なんだかだるい、
便がにおう、
疲れが抜けない、
夜の眠りの質が悪い、
寝起きが悪い、
食後眠い
という人は、既に消化力が落ちてしまっているサインです。
そんな人におすすめなのが、食事を食べる直前の3つのステップ
消化不良を防ぐ食前の3ステップ
ステップ1:目の前の食事を見て、臭いを嗅ぐ
五感を通して食べ物とコミュニケーションをとります。
ステップ2:食べ物に感謝する
大地、自然、生産者、料理してくれた人、食べ物の命すべてに感謝します。
ステップ3:消化力に感謝
食べ物を消化・吸収できるのは、体に消化力があるからです。
アーユルヴェーダでは、消化力はアグニという火の神様がつかさどっていると考えています。食べ物はアグニ神を通して身体の各部位にいる神様、さらにソウルへ届ける供物です。神様への捧げものと考えると自然と口に入れるものも変わってきます。
またどんな食事であれ、きちんと消化しきれないと、消化不良が生れ、体内毒素が発生します。ですから食べたものがちゃんと消化できるように体内に存在している消化の火に感謝しなければいけません。
日本人は食べる前に”いただきます”といいますが、これもとてもいい習慣です。
ただし、”いただきまーす”といったとたんに食べ始めるのでは早すぎです。
十分食べ物とコンタクトをとってから食べ始めることで、口の中には唾液が出てきて、胃も動き出して消化力が整います。
さらに、アーユルヴェーダ医師クルディープ先生は、ストレス、不安、孤独感など精神面で不調がある患者さんには手でご飯を食べることを処方するそうです。
箸やスプーンでなく、手でご飯を食べると、食べ物の温かさを感じます。食べ物(大地の恵み)から自分の体は作られているんだという感覚がおきて、他の命とのつながりが感じられるようになるといいます。
自分のことは誰も愛してくれない、孤独だ、悲しいと思うかもしれませんが、誰にでも毎日太陽の日差しはふりそそぎ、大地が体を支え、雨が潤いを与えてくれるという意味では平等ですし、それらに対しては電気料金を払うわけでも家賃を払うわけでもなく、無償のエネルギー=無償の愛です。
たった1分でもいいんです。
食べる前の3つのステップ。5感を使って体・心・魂のレベルまで滋養する食事の仕方を試してみてください。
ヴィナーヤ・アーユルヴェーダ 萩島
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