今日は世界中で食されているスパイス・ペッパー(胡椒)をご紹介します。 唐辛子と並んで世界中で消費量の高いスパイス。大航海時代には、胡椒を得るためにヨーロッパの国々が東方進出を目指しました。
ペッパーにはいくつか種類がありますが、アーユルヴェーダでお勧めされるのは、ブラックペッパーです。
★ブラックペッパー★
科名:コショウ科
使用部位:果実
原産地:インド南部
和名:黒胡椒
香り:刺激が強く爽やかな香味。辛味成分はベピリンと呼ばれるもの。
からだの中の消化の火を燃え立たせ、消化液の分泌を促し、食物の味を良くする効果もあります。 生の食物などを食べた時の解毒剤としても効果的です。 先月紹介した花粉症の方にオススメのトリカトゥは、ブラックペッパーパウダー、長胡椒パウダー、ジンジャーパウダーのミックススパイスでしたが、 ブラックペッパーパウダーだけをはちみつと一緒に摂るだけでも、去痰剤として働き、鼻汁を除去し、粘液の分泌を抑えます。お悩みの方は試してみる価値があるかもしれません。
■ブラック・ペッパーの作用■
興奮・刺激、去痰、駆風、解熱、駆虫など
■主な適用症■
慢性消化不良、声のかすれ、咳、下痢、肥満、鼻づまり、アレルギー性湿疹、発熱、手足の冷え 今の時期、花粉症などでお悩みの方は、 アイスクリームやお菓子などの白砂糖を使ったもの、炭水化物などの取り過ぎはオススメできません。辛味・苦味・渋味を多めに摂りましょう。どうしても甘いものが食べたくなったときにこんな簡単スイーツはいかがでしょうか?果物は、火を通せば甘味が出てきますし、温まることで冷たい状態よりも消化しやすくなります。ブラックペッパーでさらに消化力をアップさせていただきましょう。
■ブラックペッパーを使ったレシピ■
◎ギーの焼きリンゴ
〈材料〉
りんご 1/2個
ギー 小さじ1
ブラックペッパー 2粒
くるみ 2個(あれば)
はちみつ(非加熱のもの) お好みで
〈作り方〉
1.りんごは皮をむいて、7mm幅位の串切りにする。
2.ブラックペッパーは軽く砕いておく。
3.フライパンにギーをしき、ブラックペッパーを入れて火を通す。
4.りんごとくるみを加えて、りんごの両面に軽く焼き色がつくまで焼く。
5.お皿に盛り付けて出来上がり。
甘さが足りなければ、お好みで非加熱のはちみつを加えてください。ブラックペッパーが加わることで、焼きリンゴも大人の味になりますよ。
記事:&スパイス 田口美緒
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& Spice.-アンドスパイス- のランチプレートの食べられるお店
& Spice.はアーユルヴェーダの考えに基づき、南インド料理をベースにしたスパイスランチプレートを提供しています。
◆学園坂タウンキッチン @西武多摩湖線一橋学園駅から徒歩5分 毎週木曜日11:30~18:00頃 営業中
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