アーユルヴェーダでは 本当の幸福とは、”常に変わることがない至福の状態” だと言います。
例えば多くの人が、 ”美味しいものを食べる” ”好きな音楽を聞く” ”旅行に行く” といったようなことが”幸せ”だと思っています。
しかしこれら肉体レベルで感じる幸せは、そもそも苦痛がセットになっています。
空腹という苦痛があるから、美味しいものを食べたいと思う。 音楽を聞いている時は幸せ、ないと物足りなくて不幸せ。 旅行は楽しい、旅行に行っていない時はつまらない、
といったようにです。ですから本当に幸せになるためには、肉体レベルで幸せを探していても見つけることはできません。
では本当の幸せとはどこにあるのか? どうしたら究極の幸せを感じることができるのか?
それに気が付くためには、体を整え、心を整え、瞑想することで、無償の愛を思い出す必要があります。
私たちが当たり前だと思っていることの中に、無償の愛が隠れています。
例えば、心臓は動いていて当たり前と思っていますが、1分間に約70回5Lもの血液を全身に送り出し、1日で約7トンの仕事をし、365日24時間休むことなく、文句を言う事もなく自分を生かし続けてくれていることに感謝したことはあるでしょうか?
朝は太陽がのぼり、明るさと温かさを与えてくれ 夜は月がのぼり、静けさとクールダウンしてくれますが これに対してエネルギー代を払ったことはあるでしょうか?
これらは一切の見返りを要求することなく、私達に与えられ続けているものであり、それこそが無償の愛です。このことに気がつくだけでもいかに自分は愛されているのかがわかり、究極の至福に少し近づくことができます。
しかし、自分たちが受けている無償の愛は、あって当然だと思っているのでその奇跡に気が付くことができません。そして、肉体レベルの欲望を満たすことにばかりエネルギーを費やし、心はいつも満たされない思いを感じています。
だからこそ、常に変わらない幸せを感じるためのレッスンとしては、体を整え、心を静かにして瞑想することが欠かせません。
エドガー・ケイシーのリーディングの中に、日々を瞑想的に生きるためのおまじないを見つけました!ここでのLORD(主)は、宇宙の存在の根源でも、神様でも自分がしっくりくる言葉に置き換えてみてくださいね。
一日三回、「主よ、あなたは今日、私が何をすることを望まれていますか」と唱えてから、胸に聴きなさい。 Repeat three times every day, and then listen: “LORD, WHAT WOULD THOU HAVE ME DO TODAY?” (3003-1)
記事 ヴィナーヤアーユルヴェーダ萩島
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