和食は、ユネスコの無形文化遺産に登録されてから益々世界で注目されています。
昨年マレーシアに旅行に行った際も、和食ブームで”いらっしゃいませ”と定員さんが迎え入れてくれるお店が沢山ありました。
世界が和食ブームな一方、日本人の食卓は和食中心ではなくなってきています。和食は内容も素晴らしいですが、その食べ方も消化不良をつくらずきちんと消化するという点において理に適っています。
例えば、伝統的な日本の家屋では畳の上で囲炉裏を囲って正座になりますが、実は正座はヨーガのアーサナ(ポーズ)の一つでヴァジュラーサナ(金剛座)と呼ばれます。この姿勢になると自然と骨盤が立ち、お腹がすっと伸びた姿勢になります。ということは、正座で食事をとれば内臓が圧迫されることがありませんので、消化がスムーズに行えます。食後の胃もたれする人、酸があがってくる感じがする人にも正座で食事をし、食後も5-10分くらい正座で食休みするのがおすすめです。
それからお箸&箸置きの存在も食事をするのに大変理にかなっています。スプーンやフォークに比べてお箸を使うと1回に口に入れる量がすくなくなります。また箸を使うことで食べ物をよく見てしっかりつかんで口に運ぶので、食べ物とコンタクトをとることができます。そしてお箸には箸置きがセットであります!食べ物を口に運ぶたびに箸置きに箸をおきます。食べ物を良く噛み飲み込んでからまた箸をもつことで、早食いを防ぐことができます。
最後に【いただきます】【ごちそうさま】の挨拶。口に物を入れる際には【いただきます】【ごちそうさま】必ず言うようにします。そうすることで、口に入るものが全て命を頂いているのだという事を思いだし感謝することが出来ます。
日本人として和食を食べない日でも、和食スタイルは心がけたいものです。
記事:ヴィナーヤ・アーユルヴェーダ 萩島
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