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通勤時間の間違った過ごし方でストレスは倍増してしまう
お仕事、人間関係、健康、将来などなど、様々な不安、ストレス、イライラを抱えている人は少なくありません。
もし日々の通勤時間を活用してメンタルダイエットできたらいいと思いませんか。
アーユルヴェーダでは、1つ1つの行動に集中して、~しながらやらないように言っています。
電車の中を見渡すとほとんどの方が”スマホ”です。
アーユルヴェーダ的にみると、移動している乗り物はヴァータという神経と関係するエネルギーを増やします。
その中で液晶の光刺激と、コロコロ変わる画面を見ながらのスマートホンは、更にヴァータのエネルギーを乱します。
電車の中でのスマホは仕事のストレスを解消するどころか、視神経や脳の疲労、首肩の緊張、寝つきの悪さ、頭痛、不安、イライラを増長させます。女性の場合は生理痛にも繫がります。
お仕事されている方にとっては家にいる時間は貴重なリラックスタイムです。
お仕事から完全に切り離されて、心と体を充電するためにも通勤時間のメンタルダイエットは有効です!
通勤時間でメンタルダイエットをしよう
その1 電車、バスなどの移動中にソーハム瞑想法(呼吸法)を行う
電車、バスなど移動中には軽く目を閉じて呼吸法を行います。
ゆったりした呼吸は副交感神経を優勢にし、消化力を高め、排泄をスムーズにしてくれます。
やり方
目を閉じます。
ソーという言葉をイメージしながら、鼻から息をゆっくりと深く吸い込む。
ハムという言葉を思い浮かべながら、鼻からゆっくりと息を吐く。
ソーハムは 吸う息、吐く息の 音 そのままだと言われています。
心で ソーハム と唱えながら呼吸をすると 楽に吸ったり吐いたりできるのに気が付くと思います。
ソー ハム の意味としては ”彼は私である” です。
この彼は 宇宙、神 のことだと言われています。
つまり ”私 は 宇宙、神 である” となります。
アーユルヴェーダでは 人間の本質はエネルギーそのもので、
雨のひとしずくが海に落ちればその区別をすることができないように、
人間の本質的なエネルギーは 本来宇宙のエネルギーの一部であり、そのものだとしています。
自分の内なるエネルギーに意識を向けることがこの瞑想法の目指すところです。
ストレスや緊張が強い方は、みぞおちあたりにある横隔膜が緊張していて深く呼吸ができないかもしれません。
最も息が浅い人は肩が上がって息をすっているかもしれません。
そうやって呼吸と身体を観察し、呼吸に意識を向け、深く新鮮な空気(プラーナ)を体全体にとおします。
その2 歩いているとき、乗り物を待っているときにおススメの”ヴィバサナー瞑想法”
ヴィパッサナーとは、お釈迦様の瞑想法と言われています。
”ものごとをありのままに見る”という意味です。
やり方
目を閉じて深呼吸をし、現在の呼吸に意識を向けます。
その後、行っている動作に意識を集中します。
立っているときは立っていることに、歩いているときは歩いているときは歩いている動作に集中します。
1つの動作に集中することで悩みと執着をなくします。また、足裏が地面からうける刺激が脳内の身体調整を目覚めさせます。
呼吸の出入りに意識しているときは、呼吸の出入りに意識し、身体の各部分に意識しているときには、その部分の身体的な感覚に意識しています。他のことを考えていることに気がついたら、その意識を再び呼吸を出入りに戻します。
瞑想のあいだは、心に浮かぶどんな考えも、「よい」考えも「わるい」考えも、同じように「散漫な意識」として、静かに、元の呼吸の出入りに意識を戻します。
忙しい毎日の中で、家で過ごす本当に自分の為のひとときが明日へのエネルギーに繫がります。
通勤時間をストレスから、メンタルダイエット時間へ有効にすごせますよーに。