世界最古で最強の物語と言えば・・・
マハーバーラタ
だとインド人なら絶対に言うと思いますが、
読んでみたら納得です。
神様を巻き込んだ王家の親族同士の戦いがメインとなった壮大なストーリーです。
現代のドラマや映画の中に出てくるストーリーをすべて含みつつも、
憎しみや欲望をベースとしていて最後には正義が勝つという単純な話ではなく、
それぞれの立場での正義を掛けた戦いになっていて
人生をどう生きるべきか
という多くの教訓を含んでいる所が最高に面白いところです!!
戦いにおいては立場によって何が正義か問われることが多くあります。例えば敵の中に身内がいたり、敵の中にも人格が優れた人がいたりといった場合に、戦いにおいてはそういう人と殺し合いをしなければならない場面があります。
そんな難しい状況下で正義とは何かといったことをその都度丁寧に説明しているのは他の物語には少ないと思います。
マハーバーラタを読む前まではワンピースや三国志、火の鳥、キングダムなどなど、面白いと思う物語は沢山ありましたが、マハーバーラタがどうやら萩島ランキングのNo.1になってしまいましたw
たとえ識字率は低くても、インドではマハーバーラタのお話は確実に伝承されていて多くの人が知っていることを考えるといかに魅力的かがわかります。
因みにマハーバーラタの中の18章分は、バガバットギータと呼ばれ、クリシュナ神が勇者アルジュナに人間としての生きる道をといていることで有名です。
出てくる神様がヒンドゥー教に代表される神様たちなので難しいかもしれませんが、是非ディズニーか、スタジオジブリに映画化してほしいです!