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マクロビオティックを世界に広めたという桜沢先生の最後の弟子 勝又先生の陰陽についてのお話から。

玄米を食べると確かに健康にはいいんですが、原理をわかってやっているのとそうでないのとでは結果が全然違うのです。

もっと言えば玄米は食べるけど生活は変えられないとか、玄米食にすると人づきあいが大変という人がいますが、それは根本がわかっていないのです。

〇〇だけが良くて、〇〇だけが悪いとしてしまうと、常に部分だけに目が行ってしまい、全体がみえなくなってしまいます。

マクロビオティックは単に食事のことを言っているわけではなく、食養生を通して五感を健全に働かせ、自分のバランスをとる食事をすることで、健全な思考をつくると考えます。

五感がくもり、間違った食生活をおくることは、体のバランスを崩すだけでなく、思考のバランスも崩します。

いじめの問題もそうです。

いじめの問題には親の子供へのかかわりが大きいです。

いじめられた子供がかわいそうと思う親が悪いのです。

親が子供を可愛そうだと思うから、子供は親を見て自分は不幸だと感じてしまうのです。

それが単なる子供のけんかがおおごとに発展してしまうのです。

世界平和もお互いの状況を考えて陰と陽のバランスを整えていくことで理解が深まるといいます。

この世の中の陰陽のバランスは相対的なもの、全体をみて、五感を整えてどう受け止め反応していくかということが大事だということですね。

こう考えるとマクロビの目指す世界と、アーユルヴェーダの目指す世界は細かい違いはあっても共通であることがわかります。