IBSとは過敏性腸症候群の略です。

安倍総理が以前体調不良で総理を退陣した際、機能性胃腸障害と診断されました。
機能性胃腸障害は上腹部のもたれ感がある機能性胃腸症と、腹痛などに下痢や便秘が伴う過敏性腸症候群に大別されます。

ストレス社会を背景に、下痢や便秘などの便通異常をともなう腹痛や腹部不快感が、慢性的にくり返される症状に悩む方が増えています。

アーユルヴェーダ的にIBSを考えるとその原因はヴァータの乱れによる消化不良(アグニが低下している状態)です。

食習慣を見直し、消化しやすいものを少量ずつ取ることが大事です。

食事
・炊いたご飯、豆類、キチディ、緑黄色野菜。
・病気が治るまでは精製された小麦、ひよこまめはさけます。
・腹部の炎症をおさえるため、新鮮な果物、野菜、それらで作ったジュースをとるようにします。
・バターミルク
お腹のガスを減らし、腸の動きを滑らかにし、消化不良を改善します。
・ガスがたまりやすい人は、豆類、キャベツ、柑橘系の果物はさけます。
・スィーツ、時間がたった残り物を食べるのは完全にやめます。

ホームレメディ
・しょうが湯、またはフレッシュな生姜をかみます。
・夜、コップ1杯の水に小さじ1杯フラックスシードを入れて沸騰させたものをのみます。
・こしょう、生姜、グリーンカルダモンを同量まぜたグラインドしたものを毎食1時間後に小さじ1/2杯とります。