アーユルヴェーダといえばお白湯?という程、お白湯が流行っているようです。
とはいえ、味がない飲み物は苦手・・・
とか、ハーブティーじゃだめなんですか?
という方は少なくありません。
以前、南インドを中心にアーユルヴェーダリゾートやスパを展開しているカイラリ社のギータ女史が来日公演をされていた時、
”白湯とハーブティどっちの方がいいんですか?”
と聴講者が質問していました。
ギータ女史の答えは
”白湯ももちろんいいけど、ハーブティの方がおすすめです。”
それを聞いて結構びっくりしたのを覚えています。
というのも私のアーユルヴェーダの師匠は北インド出身の方ですが、飲み物はハーブティより白湯をすすめています。
アーユルヴェーダの健康法では特定の味(ラサ)ごとに体や心に与える作用があると考えています。
例えば甘味であれば、適度に摂れば体力をつけ、心をリラックスさせるがとり過ぎればむくみ、糖尿病、肥満につながるといった具合です。
ですから、ハーブティはもちろん良いのだけど、味があるものにはそれぞれ健康に対する特定の作用があるから、同じ味ばかり摂りすぎるのは良くないという意味です。
逆に特定の目的で一時期ハーブティをとるのは適しているともいえます。
もし特定の目的なく、毎日メインでとる水分は何が良いか?といえば、お白湯が一番適しています。
ところが昨年南インドに行って驚いたのが、アーユルヴェーダリトリートのお部屋にある飲み物がピンク色だったこと!?
南インドではハーブで煮だしたお湯を飲むのがどうやらポピュラーなんだそうです。
とはいえ、一般的なハーブティというよりは味は限りなくお湯に近い感じです。
インドは本当に広く 北インドと南インドでは同じアーユルヴェーダでも使うオイルやハーブに違いがあるとは聞いていましたが、お白湯とハーブティも違うんだなぁとびっくりしました。