アーユルヴェーダでは、「健康」を、心と体のバランスがとれていて自然と調和している状態と説明しています。そして、「病気」とは、心と体のバランスが乱れ、自然と調和していない状態としています。

少し専門的に説明すると以下の5つが満たされている状態となります。

   1. ドーシャ(身体エネルギー)のバランスがとれている
2. ダートゥ(身体の構成要素;血液、筋肉、脂肪など)のバランスがとれている
3. アグニ(消化する力、代謝)が順調である
4. 排泄がスムーズである
5. 心、魂、五感が幸せな状態であること

ドーシャ、ダートゥ、アグニについては順に説明していきますが、まずは4 と5を注目してみてください。

排泄は、大事!

健康とは?4の排泄について、非常におろそかにされている傾向があるとおもいます。
エステティシャンとしてお客様と接する中で、毎日排泄がある方はとても少なく、それに対してケアしている方はさらに少なかったです。

しかし、毒素ともいえる老廃物が体の外へきちんと排出されていなければ、どんなによいものを食べたり、体に塗ったとしても健康にはなれません。また、食生活を見直すことなく、安易にサプリや薬で排泄を促してもそれは一時のことにすぎません。毎日同じ時間にスムーズに排泄があってこそ、健康は得られます。

心の健康も考えて!

5の心、魂、五感が幸せな状態にあることも、健康であるためには大変重要です。現代では、ストレス、緊張、怒りなどの心のアンバランスが肉体的な病気に発展することもすくなくありません。

また、五感から受ける刺激も健康に関係します。たとえば、ずっとパソコンをしたり、大きな音で音楽を聞いたり、タバコの煙の中に長時間いたりすることは、五感に悪い刺激をあたえていることになり、心身へ影響します。そして、さらに魂(スピリット)が幸せでなければ、家族、社会、自然、宇宙との調和がみだれ、自らを見失ってしまいます。このように、心、魂、五感すべてが幸せな状態であることが健康には欠かせません。

心の健康に関しては、最近見直されてきていますが、魂や、五感の状態まで言及しているのはアーユルヴェーダが”生命”全体をあつかっている科学である特徴といえます。