属性。主として20種ある。生物物理学的性質をあらわす。人間の身体におよぼす影響をもとに分類されている。10の組であって、各組は正反対の属性をあらわしている。植物、薬物はもちろん、人間が行う行動も属性をとおしてさまざまな影響を与えることになる。

重-軽、温-冷、油-乾、緩慢性-鋭性、停滞性-移動性、柔性-硬性、粘着性-清澄性、滑性-粗性、固形性-流動性

スシュルタサンヒター第1巻総論編第46章では以下のように説明している 必ずしもすべての性質が対になっていない。

冷性

楽しいものであり、収斂性を発揮し、テンカン発作、渇き及び身体の灼熱感を和らげ、発汗を阻止する

温性

冷たさの反対。膿胞や膿瘍に化膿転機の起こるのを助ける

油性

光沢と油状性を与え、緩和性、強壮的、化粧的である

乾燥性

油性と反対。収斂をきたし、物の触感を粗くする

粘着性

生気を与え、強壮的で、消化に重く、体液粘液を生じて、骨折を癒着せしめる傾きがある

清澄性

粘性の反対。すべての粘液性分泌物を吸着、吸収して、病気や潰瘍の治癒機転を助ける

鋭性

灼熱および化膿を生じ、分泌を阻止する *緩慢性 鋭性の反対である

重性

倦怠を生じ、排泄を増し、強壮性で楽しく、造肉性である

軽性

重性の反対である

液状性

湿潤的

固形性

濃化的、障害的である

湿潤性

粘性に似ている

粗造性

吸収性に似ている

芳香性

心地よく、微妙で、やわからかく、味が良い

悪臭性

芳香性の反対、嘔気をおこし、食欲を失わせる

下剤性

体液の正常条件を回復する

麻酔剤性

生活力の条件を変化させる

拡散性

酒におけるようにその性能のため薬物や物質が直ちに全身に浸透しその結果消化されるもの

発散、放射性

不消化の状態で体内に浸透することを除いて拡散性と性能がやや同一である

迅速性

身体の基礎的要素を分解する傾きがあり、水鉢に油の1滴を落とした時のように薬物の使用にあたり全身に同時的に浸透するのを助ける

微妙性

その性能により物が全身の最小の毛細管や通路に染み込む