目はソウルをうつす鏡
アーユルヴェーダでは ”目はソウルを映す鏡である”といいますが、瞳を見ればその人の本質がわかるといいます。 日本語でも”目は口ほどに物を言う”ともいいますよね。 ナチュラルビューティをめざすアーユルヴェーダ女子なら、瞳はキレイでいたいものです。
視覚は美しいものを見るためにある
アーユルヴェーダでは、五感にはそれぞれ正しい使い方があり、使い方を誤ると病気になるとしています。
「3種の病気の原因」とは、対象・行為・時の「過度の結合」「結合の欠如」「誤った結合」である。適切な結合を受けることで健康の原因になる。チャラカサンヒター第1巻第11章43
視覚の場合、正しい使い方は、”美しいものを見ること”であり、目の使いすぎ、使わなすぎ、間違ったものを見ることは気をつけなさいとしています。
例えば視覚の使いすぎとは、
過度の明るさを持った視覚対象を過度にみること。チャラカサンヒター第1巻第11章37
これは現代でいうところのスマホ、パソコンの使いすぎが当てはまります。液晶画面はまさに光刺激です。また画面の映像が動くことからヴァータという脳神経に関係するエネルギーが乱れ、眼の乾き、充血、眼精疲労、頭痛、首コリを引き起こします。特に電車やバスの移動中、寝る前のスマホはやめましょう。
視覚の使わなすぎとは、まったく視覚を使わないこと、また美しいものを全く見ないことを意味します。インドのマハーバーラタという物語の中に盲目の王ドリタラーシュトラに嫁いだ王妃ガンダーリは夫への忠誠心ゆえ、夫が見ない世界を自分が見る必要がないと、目が見えるにもかかわらず目を布で覆ってしまいます。このことにより、彼女は正しく物を判断する能力もにぶってしまいます。せっかく視力があるのですから正しく使うことが大事です。
視覚が誤った対象と結合しているとは、
近すぎるもの、遠すぎるもの・凶暴なもの・気味悪いもの・驚愕させるもの・嫌なもの・吐き気を催すようなもの・醜悪なもの・恐怖を与えるものなどを見る。。チャラカサンヒター第1巻第11章37
ことだとあります。パソコンを見る姿勢や距離感、あっている眼鏡を使う事、またただTVをつけっぱなしにすることで、残虐な映像や不道徳なものを見ていることなどは避けるべきです。
瞳の美しさは消化力とも関係している
アーユルヴェーダでは視力は消化力(アグニ)や火のエネルギーと関係していると言います。ドーシャでいうとピッタドーシャが関係しています。 このため、アルコールやカフェインの摂りすぎなど過剰な熱や火の要素が増えると、ドライアイ、充血、視力の低下がおきます。 また火の要素は血液とも関係しているので、生理中や生理前の過ごし方と瞳の健康も関係しています。
アーユルヴェディック EYE☆CARE
- 外出時はUVケアのあるメガネ、サングラスで目を保護します。
- 毎日冷水で目を洗います。
- 視力を長持ちさせるためには、アムラという果物のしぼり汁20mlを1日2回とります
[amazonjs asin=”B0177AH1Z2″ locale=”JP” title=”JIVA(ジヴァ) 健康食品 ビタミンC アムラパウダー 150g”]
- 視力低下を回復させるためにはこしょうパウダーをはちみつと混ぜたものを定期的にとります
- 足裏をマスタードオイルまたはギーでこすってマッサージします
足(足首から先)へのオイルマッサージを常とすることにより、足の荒れ、足の硬直、足のカサカサ、足の疲れ、足のしびれはたちどころにおさまる。両足は柔軟になり、足の力と強靭さが生ずる。視力がよくなり、全身のヴァータが鎮静する。両足首より先にオイルマッサージを行うことによって、坐骨神経痛・足のひび割れ・脈管と腱の緊張が起こらなくなる。チャラカサンヒター第1巻第5章90-92
- 目の疲れ、眼精疲労にはビタミンA豊富なマンゴーのような果物をとる * 清潔にした薔薇の花びらからとった薔薇水は内服・点眼ともに視力を回復させます。
* 視力低下にはリコリスパウダーを小さじ1/2~1杯を牛乳と一緒にとります。はちみつまたはギーと混ぜてもよいです。
-
ネトラバスティ(ギー)での洗眼はドライアイ、目の疲れ、視神経の滋養強壮になると言われています。 ノニジュース、ヒマシ油を点眼することもすすめられます。他にもインドでははちみつやトリファラーの煎じ液が入った目薬が使われています。 詳細は下を参照
-
ギーをもやした煤をベースに作られたアイケア商品(カジャル)をメイクに使うこともすすめられます。
ソウルツリーのシリーズはカラーバリエーションも豊富 http://www.soultree.jp/?pid=80497393
- 生理中は消化に負担がかからない食事を軽めにとり、リラックスして過ごします。生理前には火の要素が乱れないように上記の生活を特に気をつけます。
ネトラバスティ瞳エステについて
ネトラバスティは、小麦粉で作った土手を目の周りに置き、中にギーと呼ばれる純粋な乳脂肪を入れて目を浸すトリートメントです。視力を良くしたい人はギーは食事でとってもよいとされています。
ギーは、それ自身の力を失わずに、混合して用いられるものの潜在的な力を受容することができるために特に優れている。ピッタとヴァータを除去し、ラサ、精液、オージャスに有益であり、灼熱感をなくし、身体を柔軟にし、声と顔色をよくする。使用時期:秋 補佐剤:温水 ギーを摂った方が良い人:ヴァータ体質、ピッタ体質、ヴァータ性及びピッタ性の病気の人、視力を強くしたいと望む人、るい痩の人、やせた人、老人、子ども、体力のない人、寿命をのばしたいと望む人、体力と皮膚の色つやとよい声を望む人、滋養をの望む人、子どもを欲している人、柔軟な体を持ちたいと望む人、光沢、オージャス、記憶力、知恵、消化力、理性、感覚機能の力を求めている人、灼熱感、外傷、毒、火傷に苦しんでいる人。チャラカサンヒター第1巻第13章41-43
ギーの作り方
ネトラバスティを体験してみよう!
管理人の運営するヴィナーヤアーユルヴェーダサロン(東京都・六本木)では、アーユルヴェーダの瞳エステ☆ネトラバスティが体験頂けます。
日本テレビ ヒルナンデスで紹介されました。