オイルをぬるとデトックスになるのはなぜ?
アーユルヴェーダというとオイルマッサージ&デトックス!というイメージがありますが、なぜオイルをぬるとデトックスになるのでしょう?
実はアーユルヴェーダにはオイルトリートメントに限らず、乾布摩擦や様々な種類の発汗法などその方がどんな不調を抱えていて、それに対してどんな内服薬や外用薬を選択していくべきか医師が診断して処方していきます。
このためそもそも全員に対してオイルをぬるわけではありませんし、オイルの種類も何百種類とあります。
とはいえオイルをぬるケースが多いのは、体の中にたまった油汚れを落とすためです。
昔の日本人には温泉が最大のデトックスだった
もともと日本人は農耕民族でお肉や乳製品はあまり食べていませんでしたので、その場合には水溶性の毒素が溜まることが一般的でした。この水溶性の毒素に関しては温泉が何といっても最適なデトックス法です。
一方戦後食生活はがらりと変わって肉や乳製品、添加物の多い食事、冷凍食品、作り立てでない食事を食べるようになったことから伝統的な日本人の食生活では経験しなかったような毒素が体内に蓄積するようになってきました。
これからの日本人のデトックスはこれだ!
アーユルヴェーダでいう毒素(アーマ)とは日本語では未消化物と訳されます。この毒素は人間の体内では栄養素として吸収もできなければ、老廃物として排泄することもできず、その人の体の弱いところに溜まっていきます。もし適切にデトックスすることがなければ病気につながると考えられています。
ではどうやってデトックスするかというと、断食(食事制限)とオイル療法です。
まずは毒素に栄養を与え続けないように食事制限をして毒素を乾かします。
その上でオイルを皮膚から浸透させて油汚れを油で落とすように浮かび上がらせ、汗、尿、便とともに排泄させます。
どんなオイルをぬるのかということはその方の体質や肌質に応じてきめていきます。
この食生活の改善とオイルケアの両方をサロンでは非常に大切にしています。
どちらかだけになると思うような結果はでません。
でもちゃんと食生活の改善とトリートメントを実践したお客様ではご本人も私も驚くような変化があります。
写真のY様は小さいころからアトピーでステロイドを毎日ぬっていました。
サロンでファスティングとオイルトリートメントを実施し1クール(3週間)終了した時点のビフォー(左)とアフター(右)です。
同じ部屋で同じ照明で写真をとっていますが、お肌の色つや、トーンが全く違います。またステロイドをぬらなくても肌のかゆみがコントロールできるようになってきたといいます。
食事面では、小さい頃からのアトピー体質は腸が弱いことが特徴です。このため消化に負担がかかる生活は控えます。Y様の場合は、夜接待や飲み会が多く、パンが好きということでどちらも消化に負担がかかるので、減らしてもらいました。
これによりひどかった鼻炎もかなり落ち着きました。サロンに来店された当初はずっと鼻が出てうつぶせでの施術途中にも鼻をかまないと居られないほどで息苦しさもありました。それが施術中には鼻をかまなくても大丈夫なくらい鼻水が減りました。
体は一見変化がないようにみえますが、日々かわっています。大掃除した上で良い材料で作り変えればたった1か月でも見た目を不調をかえることはできるのです。
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25年前よりホリスティックデトックスの観点からオイルテラピーを推奨し、多くの症例をもっています。鍼灸、整体、ヨーガ、アーユルヴェーダと多方面で活躍する現役講師陣のセミナーも実践的で役立ちます。