朝食は断食明けの食事という意味
英語で朝食のことを”BREAKFAST=Break Fast”といいます。
これを直訳すると、”断食を破る”となります。
寝てる間は誰も食べません。
そして、この寝ている間に日中摂ったエネルギーから体の組織が作られます。
胃、腸、心臓、腎臓、膀胱、脳・・・全部 月とうい字が入っていますが、この月が出ている夜のピッタの時間に体はつくられているのです。
そして、深夜から明け方のヴァータの時間に、燃えカスは排泄しやすい器官へ移動し、朝のカファの時間に排泄します。
朝の尿が濃く臭いが強かったり、目やに、口臭があるのも、排泄している証拠です!
つまり、朝の時間は断食明けのデトックスタイムといえます。
アーユルヴェーダでは、朝はデトックスの時間です
朝はまずは舌掃除、オイルうがい、普通のうがいをして口腔内を清潔にします。
それからコップ1杯の白湯をゆっくりとり、胃をあたためデトックスを促します。
体質に合ったオイルでマッサージをし、入浴またはシャワーをあび、綺麗な服にきがえます。
その後、ヨガ(簡単な運動)、瞑想をして、理想的には朝食前に排泄をすませます。
五感も体もリセットしてクリーンな状態にしてから、朝食を頂きます。
こんな朝食がおすすめ
朝食は軽めに、低血糖発作がおきない程度、細胞のエネルギー源となる良質な糖分をとります。
朝食に適しているのは果物や野菜、スープといった消化に優しく、酵素を多く含むもの。
果物の酵素は、胃腸に優しく、糖質は脳のエネルギーになります。
例えばニンジン+リンゴのすりおろしを、噛むようにしてのむのがおすすめです。
寒い時期、ヴァータ体質、カファ体質で冷える人は、はちみついりしょうが紅茶などもよいです。
インドのアーユルヴェーダ施設の朝食はこんな感じでした。
フレッシュフルーツに、パラタ、フレッシュヨーグルト
パラタは全粒粉にジャガイモ、タマネギ、大根などを混ぜて薄く延ばし油で焼いたもの。日本のお好み焼きや、韓国のチヂミに近い感じです。
ヨーグルトは酸味との組み合わせが消化不良の原因となりすすめられないので、ヨーグルトと一緒に果物をとる場合は酸味の少ないものにします。
スリランカの朝食はこんな感じ。
食前に薬膳スープのような具なしの重湯のようなものをのみます。これが優しい味で朝の胃に染み渡ります。
その後、ストリングホッパーと呼ばれる米粉を使ったスリランカではポピュラーなヌードルを野菜炒めにした薄味の焼きそばのようなものとスープとサラダが定番です。南国で果物も豊富なので一緒にとります。
インドでもスリランカでも、いわゆる日本人が朝食としてイメージするパン、卵、ソーセージ、ベーコンといった動物性のタンパク質や精製された小麦粉を使ったパンは摂りません。
一日のはじまり、プチ断食明けには胃腸に優しい朝食を選んでみてくださいね!
日中のだるさ、エネルギーがかわりますよ♪