京都で開業助産院を運営されているカーティ先生のベビーマッサージ講座を受けました。
アクエリアル
http://www.aquariel.com/
流石、医療従事者ということもありエビデンスに基づいた安心安全なベビーマッサージを提供するにはどうしたいいのか、具体的なマッサージのやり方もさることながら、ベビーマッサージ教室の運営方法に至るまで実にわかりやすく教えて頂きました!
赤ちゃんの向き癖を放置しない
身に染みてこれはちゃんと伝えて行かなくては!!!と思ったこととしては
日本では、”良くあるよね、みんなそうだよ”といって受け流されている赤ちゃんの向き癖について
(私が小児科勤務の時、3か月検診、6か月検診で来る赤ちゃんの相談でも先生は良くあることとしてあまり気にしなくていいといった感じでした・・・)
しかし向き癖があることで、赤ちゃんはより向きやすい方向での運動発達が強化されるため、骨格のゆがみ、左右非対称の運動発達、聴覚、視覚への影響、離乳食が始まった際の上手く租借できるかどうかへの影響は及ぶそうです。考えてみればその通りですよね、
この向き癖に関しては、SIDS(乳幼児突然死症候群)の要因の一つとしてうつぶせ寝が言われるようになり、赤ちゃんを仰向けで寝かせるようになってから増えたと言われています。
本来は赤ちゃんが起きているときには月齢に応じてうつぶせにしてあげることで、背筋や、腕、首の筋肉をつけることにつながるのですが、現代のお母さんたちは うつぶせにすること自体に恐怖感があり、日常的に仰向けのままにしていることが 向き癖を増やし、また必要な運動器官の発達が遅れることにもつながっていると言います。
向き癖に関しては生後6ヶ月までに修正しないと変えられないというデーターがあるそうです。
生後2-3か月からベビーマッサージをはじめよう
アーユルヴェーダでは生後3日からベビーマッサージをすすめています。しかし現代の日本の家庭は核家族で、産後助けてくれる人がいない状態で、産後の体の回復もままならないまま育児に突入しているママが多いです。
この状況でベビーマッサージといっても中々難しいので、産後1カ月の検診でママも赤ちゃんも問題ありません!と言われ、少し育児もなれてきた2-3か月目からはじめるのが良いと思います。
生後2~3か月にスタートするベビーマッサージには、お母さんと赤ちゃんのコミュニケーションを増やし、お母さんが赤ちゃんの体を触ることで赤ちゃんの体から多くのメッセージを読み取れるようになり、また触ることでお母さん自体も触られていることから癒されオキシトシンホルモン(愛情ホルモン)が双方に増えるなど多くのメリットがあります。
ベビーマッサージに使うオイル
赤ちゃんに使うオイルに関しては、乳児は皮膚が成人に比べて薄く敏感なため、カーティ先生はココナッツオイル、ホホバオイルを使用をすすめていました。
インドでは産後のママにはマスタードオイル、ベビーにはココナッツオイル、ごま油を使用することが多いです。
選ぶ基準としては、赤ちゃんの敏感な肌に優しい植物油であること
化粧用オイルとして販売されている全成分表示のあるものを選ぶこと
精油は一切入っていないものを使うこと
遮光瓶に入ったものを開封後1カ月以内に使用すること
をあげていました。
赤ちゃんはお肌をなめることもあるので、赤ちゃんが口に入れても大丈夫なオイルを選ぶ必要がありますが、日本では食用として売られている油の方が、化粧品として売られているオイルに比べて逆に基準が甘いところがあるそうです。
例えば、オイルは酸化・変性することから、石油製品であるプラスチック瓶に入っているものは環境ホルモンの影響があること、遮光瓶でないものは日光の光刺激で酸化がすすむことからすすめられません。しかし、食用として売られている油でガラスの遮光瓶に入っているものは少ないですよね。
赤ちゃん用のオイルはカーティ先生の会社で取り扱っています。
アクエリアル
http://www.aquariel.com/
あと、私が良くお勧めしているのがマーヤフィールド社のオイル。赤ちゃん用にはオイルテラ#3がおすすめです。
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ベビーマッサージのやり方
カーティ先生のベビーマッサージのやり方が動画で見る事ができます。実際に赤ちゃんにやってあげる時は動画を見ながらではなく、赤ちゃんを見ながらマッサージしてくださいね^^