秋の特徴と出やすい不調

秋といえば、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋・・・といった具合に、涼しくなって過ごしやすくなったことと夜が長くなる時間を利用して色々活動したくなるものです。

その一方、季節の変わり目には夏の付けがでやすく、特にピッタ(火のエネルギー)が悪化した症状に悩まされる方も少なくありません。

チャラカサンヒターに第1巻第6章には次のように書かれています。

雨季の寒さに慣れていた身体が、秋季になって急に太陽光線によって温められるとそれまでに蓄積していたピッタがたいてい不調をきたす。秋季には、甘味あり、軽性、冷性、苦味をともない、ピッタを鎮静するものを消化力に応じて適量摂るがよい。(略)秋季には苦味のある薬草とともに作ったギーを飲むこと、催下法、瀉血法を行い、日光浴を避けるべきである。…ごま油、水生動物(魚介類)、沼沢地生息動物の肉(ブタなど)、アルカリ性のもの、ヨーグルト、昼寝、東の風をさけるべきである。(略)月の光を浴びることは宵の口がよい。第1巻第6章41-48

ピッタが乱れた症状といえば、抜け毛、頭皮のトラブル、肌の湿疹、胃腸の疲れ、酸が上がる感じなどです。これらの症状は、夏の間にビールや辛いもの、アイス、アイスコーヒーといった冷たくて刺激的な味を摂りすぎたことで、ピッタの要素が乱れ、血液が汚れ、秋になって涼しくなったことで毒素が皮膚や粘膜に上がってきていると考えられます。

秋の食養生

スシュルタサンヒター第1巻第64章では秋の過ごし方について次のように言っています。

渋味、甘味、および苦味の食品、乳およびサトウキビの諸製品、ならびに蜜、シャーリー米、ムング豆、油、およびjangala動物の肉を用いる。この季節にてはすべての種類の水は清澄で清純であるから、その使用が推奨される。ハスやスイレンに満ちた池で泳いだり、つかったりすること、薄暮に月光を楽しむこと、およびビャクダン糊剤などが推奨される。これに先立つ雨季に起こったピッタの悪化は(略)下剤の使用によって適当に治療するのが良い。 ピッタを鎮静する味であり、血液を浄化する味といえば、渋味、甘味、苦味です。

甘味は精製されたお砂糖ということではなく、秋の味覚、カボチャや芋類、栗の自然な甘みをさしています。

渋味と苦味に関しては、血液浄化作用もあるものでいうと、ターメリック(うこん)やアロエがおすすすめです。ほうれん草やごぼうといったお野菜もいいでしょう。

ピッタが乱れた症状が酷い方は、ファスティングと下剤(トリファラー、オリーブオイル、ヒマシ油)を組み合わせたもので一度消化管をキレイにするのがすすめられます。(専門家の指導のもと行ってください)

また月明かりは心や体をクールダウンしてくれる働きがあるので、夕食後月明かりを浴びながら軽く散歩するのがおすすめです。

内力が辛味、酸味、熱い、そしてアルカリ性の食品、ならびに太陽光線、性交、昼寝および夜更かしは避けなければならない。

一方避けなければならないのが、辛い味、酸味、熱すぎるものです。キムチ、漬け物、過度に揚げたもの、スパイシーなものは控えましょう。特にランチでこのような刺激的な味のものを摂った後、直射日光にあたると肌トラブルは出やすくなります。

朝グリーンスムージー、ヨーグルト入りシリアルなどを夏場に食べていた方は、温かい野菜スープなどに切り替えましょう。

また乳製品も消化不良を起こしやすいので、食後のデザートにアイスや、冷たいカフェラテ、チャイを飲むのもやめましょう。

汗ばむ程度の入浴やウォーキングを日々実行します。

日中は、お白湯、ハーブティを飲みます。

秋を健康的に過ごすためのエネルギートニック

ジンジャーパウダー,ブラックペッパー,シナモン,クローブ,カルダモンを各10gまたは大さじ1杯を混ぜて、50gまたは大さじ5杯のブラウンシュガー を加えます。これをキレイな容器に保存しておきます。 とり方 1日2回小さじ1杯をぬるま湯またははちみつと混ぜてとります。

6-12才の子どもは、小さじ半分、3-6才の子どもは小さじ1/4杯にします。3才以下の子どもには与えません。

上記レシピに加えて、ジンジャー、コリアンダー茶をはちみつとともに1日2-3回とるのもよいです。

刻んだしょうが小さじ1杯とコリアンダーシードをつぶ したものを小さじ1杯をコップ1杯の水にいれて火にかけ、2-3分加熱します。それをこして、小さじ1杯はちみつを混ぜて温かいうちにのみます。

このドリンクは即症状を和らげ、エネルギーを呼び起こしてくれます。