CU010_L日差しが大分春めいてきました。

そして既に鼻がムズムズ花粉症がはじまっているお客様が増えてきました。

春先は、丁度雪がとけて流れだすように、体の中からも水があふれて、鼻水、咳、目のかゆみといった花粉症症状や、むくみ、だるさという形であらわれます。

体は綺麗な水を入れて、余分な水を出したい!!と思っているにも関わらず、気持ち的には桃色スィーツなんて思って、体に水を蓄えるような甘味や塩味をとり過ぎてしまうと、もう大変!翌朝には洪水のように鼻水があふれてきます。

目で見てしまったばかりに心がざわついてどうしても食べたい!!のか、

体が本当に欲しているのか!?

そこを見極めるのが大事です。

東洋医学では、味にはそれぞれ作用があり、特定の臓器と特に関係があるといいます。

偏食や同じ味ばっかりとってる人は要注意です。

塩味…腎臓
塩味には細胞をひきしめて温める働きがあります。
しかしとり過ぎると腎臓に負担がかかります。
腎臓は血圧の調節も行っているので、高血圧になることも。
特に精製塩にはその傾向が強いので、お塩は天然塩を選びましょう。

甘味…消化器、精神
砂糖には細胞を緩める働きがあります。アーユルヴェーダでは甘味は細胞を喜ばせるといいます。しかし精製された砂糖は血糖値を急激に上昇させ、血管をもろくし、消化器系をはじめ様々な病気を引き起こします。また、精製された砂糖や人工甘味料は中毒性があり、もっと甘味がほしくなります。急激な血糖値の変化は、心をイライラさせ、凶暴にさせます。

甘味は穀類や熟した果物、イモ類などの自然な甘味をよく噛んでとるのが大切です。

酸味…肝臓
肝臓が疲れてくると酸味が欲しくなります。しかし酸味は少量で効果をはっきしますので、とりすぎないことがポイントです。レモン、酢などを少量とるのがおすすめです。
お酒の席で酢の物を食べるのは理にかなっています。
また発酵食品にも酸味があります。お味噌汁はどんな具にもあうので栄養のバランスがとりやすいのでおすすめです。
納豆は暑い季節には発酵がすすみすぎるので控えましょう。

辛味…肺、大腸
肺、大腸が悪いと辛味が欲しくなります。特に唐辛子、チリのような激辛なものはすすめられません。生姜、ネギ、スパイスなどを適量にとる分には消化力を高め、体を温めるのでおすすめです。

苦味…心臓
コーヒーなど刺激のある苦味の取り過ぎは心臓に負担をかけるといいます。しかし春野菜(山菜、ふきのとうなど)、ゴーヤやニガウリ、アロエといった自然の苦味を適度にとる分には血液を浄化し、デトックス効果を高めると言います。おかずの1品としてうまくとりましょう。