アーユルヴェーダ医師パルタップ先生がある女性のコンサルテーションをした時のことです。
その女性は、はじめての妊娠でひどいつわりに苦しんでいました。
体調が悪く、不安でいっぱいな中 不幸に見舞われます。
実のお父さんが末期がんであることが分かったのです。
それを受けて実のお母さんは落ち込みうつ病になってしまいました。
はじめての妊娠、家族の病気が重なってその女性は、心身ともに辛く苦しい状態だと医師に相談しました。
この話をはじめて聞いたとき、妊娠して幸せを味わう間もなく、辛い出来事が次々起きて心身ともに具合が悪くなって当然だと感じました。
しかし、パルタップ先生の診断は意外なものだったのです。
パルタップ先生は、この女性の一番の問題は
”十分な心の強さがないことです”
といったのです。
先生に言わせれば、人生とはそもそも予期せぬことが起こるものだと。
大事なのは予期せぬことに見舞われた時、変えられない状況の中で嘆き悲しむのではなく、
リラックスした強い心で事実を受け止め、最善を尽くし続けることなのだそうです。
またいつでもリラックスした強い心を持つには、子どもの時からの親のかかわりが大いに関係していると言います。
親であればわが子可愛さゆえに、なるべく困って欲しくない、辛い思いはしてほしくない、
と思うのは自然なことだと思います。
一方、苦労して欲しくないと思いが強すぎて、子どもが困難に立ち向かう機会を全部取り除いてしまったらどうでしょう?
先日 中学校1年生の男の子をもつお母さんとお話しする機会がありました。
そのお母さんに”お金がいくらでもあったらどうしたいですか?”と聞いたところ
”子供に残したいです!”と答えられました。
そこで”これ以上ないくらいお金が十分にあってお子さんにも十分お金を残せているとしたらどうですか” と聞いてみると
”いや、それ以上のお金を手に入れて子供に残します”とおっしゃいました。
子どもを思う気持ちが強い良いお母さんなのですが、これではお子さんは何があってもお母さんが何とかしてくれると思ってしまうでしょう。
親としては時には子供が苦労するとわかっていても、それを見守り、乗り越えられるようサポートすることが大事な時があります。
アーユルヴェーダの育児学では、子どもの年齢に合わせた親と子のかかわりについても詳しく説明しています。
心身ともに健康で幸せな子を産み育てるための智慧がいっぱいです。
アーユルベビーを産み育てる両親学級 第4日曜日
助産師として、またアーユルヴェーダの育児学の智恵の中から、是非知っておいて欲しいという内容をお伝えしています。
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