amaアーユルヴェーダでは、毒素のことをアーマと呼んでいます。

これは便・尿・汗といった老廃物と同等に考えられがちですがアーユルヴェーダでは明確にわけています。

その違いは

老廃物は一定時間は体の中に必要なもので、一定時間を過ぎると体外に排出されるべきもの。
毒素は栄養にも老廃物にもならず害になるけれども通常のシステムでは排出することができないもの。

つまり便を例にとれば、食事を規則的に食べていると一定時間を経て食物残渣や代謝産物が便となり体外に排出されます。
アーユルヴェーダではそれを24時間としているので毎朝すっきりお通じがあるのが正常と考えます。
そいういう意味では2-3日便がでない状態では腸の中にたまった便が腐敗して毒素に変化します。逆に1日立たずに下痢のように便が出続ける状態で止まらなければ体は脱水症状になり危機的状況になります。

老廃物以外からも毒素は作られます。例えば食べ合わせの悪い食事をとったり、添加物や保存料の多い食事は体には代謝するシステムがなく即毒素になるといいます。

このアーマと呼ばれる毒素は、ネバネバしていて油っぽい性質があります。体にたまってくると消化不良や皮膚疾患、熱、アレルギーなどその人の弱いところに症状を起こします。

その症状の1つに”かかとの痛み”があります。かかとは末端にあることから寝ている間に毒素が巡りの悪い末端付近にたまってしまい朝方痛みを引き起こすのです。

もちろんかかとの痛みは、坐骨神経痛や、体に合わないベッドで寝ていても置きますので除外診断は必要です。

もしアーマ、毒素由来の痛みであれば毒素を溜めている原因を改善する必要があります。

一番は、夜遅い食事!

他にも、食べ過ぎ、食べ合わせの悪い食事(乳製品を食事と一緒にとるなど)、添加物の多い食事をとっているようなら控えます。

外用としては、木綿のソックスの足裏部分にたっぷりとヒマシ油を浸してその上からビニール袋を履いて寝る、または一時期流行った木酢液もおすすめです。

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