お酒は体にいいの?悪いの?
お盆に入りやや朝晩の風が涼しくなってきたように思いますがそれでも暑い日が続いていますね。
怠い、疲れやすいといった夏バテのような症状をおっしゃるお客様が増えてきました。
そんなお客様で多いのが、”暑いとついついビールがのみたくなっちゃって。。。”
一口飲んだ時のほろ苦さと炭酸のシュワシュワ感はたまらないですよね。
お酒は飲み方によっては百薬の長ともいわれますが、
お酒が肝臓で代謝される過程で発生する毒素を代謝するために大量の水が使われ、体外に尿として排泄されるため、肝臓・腎臓に負担がかかる上に、脱水にもなりやすくなります。また、アルコールには入眠作用があり寝つきがよくなったように思いますが、眠りは浅くなるので眠りの質は低下します。
アーユルヴェーダ的にお酒はどのように考えられているかというと、はやりすすめていません。
特に修行者や学習する人の飲酒は精神への影響から禁止されています。
とはいえ、アーユルヴェーダでは正しい持ちられ方をするのであれば”この世の中に薬にならないものは無い”とも考えており、
古典では“お酒には気持ちを落ち着かせる働きがあり心をうきうきさせる作用がある”とよい面も認めています。
アーユルヴェーダ的お酒のたしなみ方
アーユルヴェーダでは、アルコールを飲んだ後の「酔い」を、弱・中・強の3段階に分けていtます。
そして、健康のために飲むお酒は、「弱」にあたる第1段階でやめるようにおすすめします。酔いの第1段階とは、ほろ酔い気分になって気持ちが高ぶり、好奇心が刺激され、勇気がわき、会話がはずむ状態です。
お酒はここでストップするのが効果的です。
その適量はなんと。。。25㏄とも言うので食前酒程度でしょうか。
また、お酒の効果でこんな面白いこともいっています。
アーユルヴェーダでは、自然に起きる欲求を我慢すると病気になるとしているのですが、その欲求の中に「悲しいときの涙」が含まれています。
もし涙をこらえて我慢してしまった場合、「鼻炎」「眼の病気」「心臓病」「味覚不良」「めまい」などの病気になる可能性があるとしています。
しかし、涙をぐっとこらえるような機会も大人の皆さんには少なからずあるはず。そんなとき、睡眠、お酒、楽しい語らいが緩和してくれるといいます。
もし、親しい人と楽しく語り合いながら適量お酒を飲んで、ぐっすり眠ることができたなら、こらえた涙も解消されます。
生理的欲求は、体に備わっている自然の毒素排出システムです。
生理的欲求を我慢せず、感覚器官の奴隷になることなく、節度を持ってお酒をたしなんでくださいね。
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