出産は月の満ち欠けに例えるなら、満月があっという間に新月になった状態です。自然界ではありえないほどの大きな変化を迎え、床上げの期間かけて元の月の満ち欠け(生理のサイクル)を取り戻します。 特に産後1週間はめまぐるしく体も心も変化する時期です。この時期の過ごし方をチャクラと関連させてみましょう。

※産後のエネルギー変化は体質、季節、個人に応じて一様ではありません。自分の心と体の声に耳を傾けることが一番大事です。※

chakra

産褥0~1日目 気が頭にのぼり悟りの状態に

出産当日は、妊娠期かけて満ちてきたお腹が出産により一気に空っぽになり、ヴァータのエネルギーが過剰になっています。エネルギーは第1のチャクラから一気に第7のチャクラまで移動し、悟りに近い境地にあります。

第7チャクラが象徴するのは、宇宙や自然。自分は大宇宙とつながっている、全ての存在との深い繋がりがあると感じるエネルギーです。 頭にエネルギーが上っている状態で、頭の疲労は会陰部の痛み、血圧と関係するので、ゆったり過ごすことが大事です。できれば授乳以外はベッドで横になって過ごせるようサポートが必要です。 マントラ:よかった よかった

産褥2日目 五感をやすめる

気は眉間にある第6のチャクラへ移動します。乱れたヴァータを休めるため、五感、特に目を休めるようにします。面会は午前中、人数もコントロールして、夕方以降はおしゃべり、長電話、携帯は控えます。新しい命とゆっくり向き合うことからはじめましょう。状態が落ち着いていれば、シャワー(頭は洗うならしっかり乾かす!)、足浴、オイルケアを行います。体が冷えないよう、また緩んだ骨盤を固定する様晒をまき、足元は5本指の絹靴下をはきます。特に冷えが強い人は重ね履きがおすすめ。 マントラ:ありがとう ありがとう

産褥3日目 ママになったというだけで選ばれた人

エネルギーはのどにある第5チャクラへ移動します。感情がこみあげてきたら独り言でもいいので吐き出します。信頼できる助産師さんとバースレビュー(お産の振り返り)をするのもよいでしょう。たとえどんな出産であれ、自分とベビーにとってベストだったと受け止めることが大切です。 マントラ:幸せ 幸せ

産褥4日目 おっぱい(母性)スイッチON

エネルギーは胸の位置にある第4チャクラへ移動します。母乳の分泌がはじまり胸がはってきます。赤ちゃんを抱っこすること、おむつ替えにもなれてきて、一段とわが子が愛おしく感じられることでしょう。姿勢が悪かったり、力が入っているとおっぱいが張ったり、血流が悪くなり母乳の出が悪くなることがあります。無理のない授乳の姿勢を整え、背中・おっぱい・首まわりをゆるめる体操をしましょう。 マントラ:ゆたか ゆたか

産褥5日目 深呼吸してみぞおちの緊張を解放する 

エネルギーはみぞおちの位置にある第3チャクラへ移動します。24時間体制の授乳、睡眠不足で疲れがでて、みぞおちあたりに不快感がでるかもしれません。またおっぱいが張る、便秘、胃もたれといった症状があるかもしれません。食事は一汁一菜(おにぎりと具だくさんの味噌汁)を基本とし、おっぱいの分いつもより意識してお白湯をとり、毎食小さじ1杯程度の植物油を心がけます。消化に負担がかかる肉、甘いもの(特に添加物の多い菓子パン、ケーキ)は控えます。 マントラ:かいほう かいほう

産褥6日目 愛あふれる母性が安定してくる

退院し、これからの育児を考えて不安や焦りを感じることもあるかもしれません。エネルギーはおへそから数センチ下にある丹田 第2チャクラへ移動します。仰向けになって足を立ててそっとお腹にふれてみるとおへそと恥骨の間あたりにコリコリとした子宮を触れることができます。10か月間命をはぐくんできた子宮です。新しい無限の可能性を秘めたエネルギーを生み出した場所です。新しい命はママを幸せにしたくて生まれてきました。湧き上がる様々な気持ちをそのままに受け止め、新しい命としっかり向き合おうとしているんだなぁという自分を認めてあげましょう。緊張や不安が強いと歯をかみしめがち、口を意識してぽかんとあけて深呼吸してみて。 マントラ:ゆだねる ゆだねる

産褥7日目 グラウンディング

エネルギーは最初の第1チャクラへ戻ってきます。傷の痛みも和らぎ、悪露も少なくなり、おっぱいも順調にではじめます。会陰の状態が整ってくると大地に立っているという感覚が回復してきます。これからの育児の為にもエネルギーを下向きに安定させることが大切です。足浴、オイルケア、骨盤サポート、消化に見合った栄養のある食事でエネルギーを充電し、おおらかな気持ちで育児を楽しみましょう。眠りは眠たいと感じたときが一番深く眠れると言います。赤ちゃんが寝てるとき一緒に寝るなど自分の体をやすめることも忘れないでください。そのために家族や旦那様のサポート体制はしっかり整えておいてくださいね。 マントラ:大丈夫 大丈夫

産後のサポートが受けられる養生院

東京世田谷区 お産の家 Be Born http://www.beborn.info/

産後の入院は1日28,000円で希望日数滞在できます。 期間中、アーユルヴェーダ養生法指導、退院後の体質別の生活指導、ベビーのオイルマッサージなどここでしか受けられないサポートが満載です。

武蔵野大学付属産後ケアセンター桜新町 http://www.musashino-u.ac.jp/sa_ca/

世田谷区が運営する産後ケア専門の宿泊施設です。助産師さんや保育師さんが24時間体制でサポートしてくれます。育児の基本だけでなく、産後の体を引き締める産後ヨーガや産後ピラティスなども受けられます。 世田谷区民であれば1泊5食6400円でトイレ、シャワー完備 食事は食物繊維たっぷりのメニューで、食事中は助産師さんが赤ちゃんの面倒を見てくれるので安心です。

東京代官山 Fandithaファンディータhttp://fanditha.com/

ピンクの受付と御姫様になったかのような豪華なお部屋が特徴です。 日頃育児で疲れてしまったお母さんをそこからちょっと外れてリラックスしてもらうというコンセプトです。 食事は薬膳スープなどのオーガニック料理 プレミアム産後ケア1泊157500円食事付き 助産師、看護師の24時間全面サポート ケア内容としては、リンパマッサージ、骨盤調整、指圧など妊娠準備から乳幼児の育て方まで一貫したサポートを行ってくれます。

東京赤坂 とよくら産後ケアハウスhttp://e-osan.com/akasaka/

お部屋はイギリスのアンティーク家具でそろえてあり、ご主人も一緒に宿泊することが可能です。 食事は、無添加、野菜中心です。1泊63,000円(税込) 日帰りプランもあります。