アーユルヴェーダの代表的なオイルトリートメントにアビヤンガがあります。
このアビヤンガのトリートメントを行なう方向についてですが、教科書的には遠心性に行なうとされています。

エステのトリートメントは、リンパの流れをよくする意味で求心性に行なうことが多いのに対して、反対の方向に行なうのはなぜ?とよく質問を受けます。

アーユルヴェーダに詳しい桜ヶ丘整体院院長の松原秀樹先生の本にその答えが載っていました。

目からウロコの整体術 開節法/松原 秀樹

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日本の気候は湿度が多く、カファ気質が多いため、体内に水分が停滞しやすく、筋肉が重くなり、こりやむくみ、だるさにつながります。

筋肉が重くなると「強く圧して欲しい」と感じるので、日本人は強めのマッサージが好きです。

このとき、強い圧をかけて抹消から中心に向けてマッサージすると、首、肩、腰などの関節がどんどん詰まってしまうので、終了後は身体が軽くなるどころか重だるくなってしまうということです。

ですから、アビヤンガも圧をしっかりかけて行なうのであれば、抹消に向けてマッサージすることで関節が開いて楽になるとのことです。

アーユルヴェーダのトリートメントでも、ガルシャナという絹手袋を使った乾布摩擦では、リンパの流れをよくするという意味で、皮膚の表面を圧は弱めですばやく摩擦します。

以上から、アビヤンガを日本人に対して行う時は、遠心性に行なうのがよいと思われます。